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平成17年度から2年間、岡部研究室は日本学術振興会・先端研究拠点事業 (JSPS/Core-to-Core Program)の拠点機関として認定され、アクティブメタルプロセス(Active Metal Processing)の開発研究と国際連携を推進しました。本事業は、平成15年から始まりました世界のコアとなる先端研究拠点を強化する国際研究交流プログラムで、平成17年度は154件の応募の中から9件が採択されたうちの一つです。
本事業を通じて、岡部研はグローバル研究拠点としてレアメタルのプロセスに関する研究を国際的に展開しました。具体的には、先端研究拠点事業の一環として、国内外の大学の研究者を中心とする「アクティブメタルプロセス研究会」を企画・運営しました(計10回、下記図表参照)。また、MITのサドウェイ教授の研究グループと連携して、国際ワークショップ(Workshop on Reactive Metal Processing)を合計3回開催しました。活動内容の詳細につきましては、以下の平成17年度および平成18年度の活動報告書に纏めましたのでご覧下さい。
先端拠点事業を通じて行った研究会やワークショップなどの活動は、今後も発展的に続けて行く予定です。また、本事業で培われた国際ネットワークは、これからさらに拡大させ、レアメタルの研究分野の国際交流に役立てる所存です。アクティブメタルプロセス研究会は、これまで企業の研究者の方々を対象として企画・運営して参りました「レアメタル研究会」と連携して発展的に運営し、今も活発に研究会を開催しております。
今後も、レアメタルの研究に関する産学官の連携、国際研究交流を鋭意推進する所存ですので、今後ともご支援くださいますようお願い申し上げます。
平成19年4月
岡部 徹
図 アクティブメタルプロセス研究会の参加者推移
開催日 | 参加者 | 内訳 | 参加者累計 | |||
大学関係者 | 企業関係者 | 官庁他 | ||||
第1回 | 2005年 5月13日 | 47 | 21 | 21 | 5 | 47 |
第2回 | 2005年 7月 4日 | 41 | 26 | 13 | 2 | 88 |
第3回 | 2005年 8月 9日 | 69 | 37 | 28 | 4 | 157 |
第4回 | 2005年 9月30日 | 57 | 27 | 30 | 0 | 214 |
第5回 | 2005年11月18日 | 60 | 34 | 19 | 7 | 274 |
第6回 | 2006年 3月10日 | 73 | 39 | 30 | 4 | 347 |
第7回 | 2006年 5月26日 | 76 | 28 | 40 | 8 | 423 |
第8回 | 2006年 7月28日 | 55 | 24 | 23 | 8 | 478 |
第9回 | 2006年9月29日 | 50 | 24 | 21 | 5 | 528 |
第10回 | 2006年11月16日 | 72 | 42 | 24 | 6 | 600 |
合計 | 600 | 302 | 249 | 49 |
http://www.okabe.iis.u-tokyo.ac.jp/core-to-core/