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成果概要
PDF版(1667KB)(2015.6.18up)


案内パンフレット:本プログラムの概要及びプロジェクトの計画
Word版(4.0MB)
PDF版(720KB)(2013.5.20up)

過去の案内パンフレット(参考):

Word版(1.9MB) PDF版(1.1MB) PDF版(小サイズ)(283KB)(2012.4.25up)
PDF版(2.6MB) Word版(1.8MB)(2011.11.10up)
Word版(2MB) PDF版(805KB)(2011.8.30up)



1. 研究代表者の紹介

 岡部研究室は平成23210日に独立行政法人日本学術振興会(JSPS)の「最先端・次世代研究開発支援プログラム」のグリーン・イノベーション分野の研究プロジェクトに採択され、研究助成を受けることになりました。この事業は、将来、世界をリードすることが期待される潜在的可能性を持った研究者に対する国家的な研究支援制度です。全体で5,618件の応募のうち329件が採択されました。
 今後、岡部研は、レアメタルの環境調和型の新リサイクル技術を開発し、希少金属資源の循環利用、有効活用を基軸とする材料科学・プロセス工学の発展に貢献します。さらに当該分野の若手人材の育成も行い、世界をリードするレアメタル研究の国際的な最先端研究拠点の構築を目指します。
 本研究プロジェクトでは、レアメタルを抽出して循環利用する環境調和型の新プロセス技術を開発し、レアメタルのリサイクルによるグリーン・イノベーションを推進します。一連の技術開発を通じて、世界に通用する研究者や技術者を育成します。また、今も世界のトップランナーであるレアメタルのプロセス技術の研究分野を一層発展させ、世界に先駆けて高度な「資源循環技術立国」の実現を目指します。





2. プロジェクトの研究背景








3. 研究のスコープ

1. 省エネ社会、ひいては、高度循環型社会に不可欠なレアメタルのリサイクル技術の開発
2. 国内の都市鉱山にストックされたレアメタル廃棄物のリサイクルと有効利用
3. 革新的なリサイクル技術による資源循環立国への挑戦 〜レアメタルの長期循環利用〜
4. 省資源・省エネルギーを目指した高度循環型社会のためのレアメタルの資源確保戦略
5. レアメタル材料科学の再構築による資源循環・省エネルギーの最適
6. レアメタルおよび環境技術に関する世界最高水準の研究者・技術者の育成


4. 研究計画

 以下の@〜Cの要素技術の開発に関する各個研究を初年度から開始し、2年目以降は「D環境調和型のレアメタルのリサイクル技術の新規提案およびプロセス解析」のテーマにも重点を置いて研究を推進する予定です。
@ 貴金属(Au, Pt, Rh, Pd…)の新しいリサイクルプロセスの開発
テーマ@−1  自動車排ガス浄化触媒スクラップからの白金族金属の回収プロセスの開発
テーマ@−2  携帯電話スクラップなどの電子基板からの貴金属の回収プロセスの開発
A レアアース(Nd, Sm, Dy, Sc, Tb, Eu…)の新しいリサイクルプロセスの開発
テーマA−1  ハイブリッッド自動車用モーターからのNdおよびDyの回収プロセスの開発
テーマA−2  ニッケル製錬の廃棄物を利用するAl-Sc合金の新規製造プロセスと
        スカンジウム(Sc)の回収プロセスの開発

テーマA−3  蛍光体からの希土類元素の分離回収プロセスの開発
B チタン(Ti)スクラップのリサイクルプロセスと高純度シリコン(Si)の製造法の開発
テーマB−1  塩化物廃棄物を有効利用するチタンスクラップの高効率回収プロセスの開発
テーマB−2  チタンの低級塩化物の不均化反応を利用するチタンスクラップの新規
        リサイクル
技術の開発
テーマB−3  シリコンのリサイクル技術の開発と高純度シリコンの新製造プロセスの開発

C ニオブ・タンタル(Nb, Ta)、コバルト(Co)、ガリウム(Ga)、リチウム(Li)、タングステン(W)のリサイクルプロセスの開発
テーマC−1  高性能タンタルコンデンサからのTaの回収プロセスの開発
テーマC−2  電子材料用Ta粉末の代替品として利用されるNb粉末の製造技術の開発と
        これらのデバイスからのレアメタルの分離回収プロセスの開発

テーマC−3  タングステンスクラップの新規リサイクル技術の開発
D 環境調和型のレアメタルのリサイクル技術の新規提案およびプロセス解析
テーマD−1  上記テーマ@〜C(+ InRu, Ir, Reなどのマイナーなレアメタル)の
        新規リサイクル技術のプロセス解析および評価

テーマD−2  環境調和型のレアメタルのリサイクル技術の新規提案および実験的な検証


5. 研究の紹介





6. プロジェクトの一環として開催する研究会等について

本プロジェクトの一環として開催するレアメタル研究会および国際ワークショップ: 
       
主   催 レアメタル研究会 
主 宰 者 東京大学 生産技術研究所 岡部 徹 教授
共   催 レアメタルの環境調和型リサイクル技術の開発研究会
 (最先端・次世代研究開発支援プログラム)
協   力 ()生産技術研究奨励会
開催会場 東京大学 生産技術研究所 An2Fコンベンションホール
 (東京都目黒区駒場4-6-1)、他
U  R  L  http://www.okabe.iis.u-tokyo.ac.jp/japanese/rc40_j.html


レアメタル研究会(45回〜)  

・第45回レアメタル研究会 日時:2011 629()    午後3時より(開催済み)
・第46回レアメタル研究会 日時:2011 726()    午後3時より(開催済み)
・第47回レアメタル研究会 日時:2011 930()    午後3時より (開催済み)
・第48回レアメタル研究会 日時:20111112()    午後2時より (開催済み)
・第49回レアメタル研究会 日時:2012 113()    午後3時より (開催済み)
・第50回レアメタル研究会 日時:2012 323()    午後3時より (開催済み)
51回レアメタル研究会 日時:2012 7月13()    午後3時より (開催済み)
・第52回レアメタル研究会 日時:2012 9月28()    午後3時より (開催済み)
・第53回レアメタル研究会 日時:201211月30()    午後3時より (開催済み)
・第54回レアメタル研究会 日時:2013 1月11()    午後3時より (開催済み)
・第55回レアメタル研究会 日時:2013 3月22()    午後3時より (開催済み)
・第56回レアメタル研究会 日時:2013 7月12()    午後3時より (開催済み)
・第57回レアメタル研究会 日時:2013 9月20()    午後3時より (開催済み)
・第58回レアメタル研究会 日時:20131129日()    午後3時より (開催済み)
・第59回レアメタル研究会 日時:2013 1月10()    午後3時より (開催済み)
・第60回レアメタル研究会 日時:2013 3月20()    午後3時より (開催済み)

                                                 

リアクティブメタルワークショップ(米国版レアメタル研究会 第6回〜)  

・The 6th Workshop on Reactive Metal Processing (RMW6)(開催済み)
 日時:2011 3月4日(金)-5(土), 場所:Caltech, Pasadena, CA, USA

・The 7th Workshop on Reactive Metal Processing (RMW7)(開催済み)
 日時:2012 3月16日(金)-17 (土), 場所:MIT, Cambridge, MA, USA
・The 8th Workshop on Reactive Metal Processing (RMW8)(開催済み)
 日時:2013 3月8日(木)-9(金), 場所:MIT, Cambridge, MA, USA

The 9th Workshop on Reactive Metal Processing (RMW9)(開催済み)
 日時:2014年 2月21日(木)-22日(金) TMS2014 @ San Diego, Florida (2014年216日()220())の後
 場所Caltech, Pasadena, CA, USA


URLhttp://www.okabe.iis.u-tokyo.ac.jp/core-to-core/rmw/index.html

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