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ごあいさつ


挨拶文

お陰様で、2009年1月1日付けで、教授に昇進致しました。東大・生研には、2001年1月、35歳のときに赴任しましたので、早いもので、8年間も滞在しましたが、これからも東京に居ることになりそうです。

今後も、これまでどおり「未来材料:チタン・レアメタル」の看板を掲げ、チタンの新製錬法や貴金属などのレアメタルの新規なリサイクル技術の開発など、非鉄金属製錬(特殊金属冶金学)や環境技術に関する研究を地道に続けて行く予定です。

数年前までは、レアメタルの重要性とその将来性については、一部の専門家にしか認識されていませんでした。しかし、最近は、テレビや新聞などでも “レアメタル”の話題が頻繁に取り上げられ、社会的な関心がとみに高まりその重要性が認識されつつあります。レアメタルのブームに代表される社会的な注目度の増大と一般認識の変化についても、これまで私が20年間地道に行ってきた基礎研究をはじめレアメタル研究会などの各種活動の寄与が少なからずあったと信じております。

今後、社会が豊かになれば、益々「産業のビタミン」であるレアメタルの重要性は高まります。とくに、自動車や航空機、ロボット産業が発展すると、これまでとは桁が違う量のレアメアタルの需要が生まれます。こうした意味では、付加価値が高いレアメタルの生産技術やリサイクル技術では世界を圧倒的にリードしている日本が果たす役割は、一層増大するでしょう。

これからも岡部研は、「レアメタルの製造プロセス」、あるいは、「次世代の環境技術」に革命的な変化をもたらすような新規な研究を行うべく鋭意努力して行く所存です。

さらに、学生の教育や若手研究者の育成にも一層注力しようと考えております。今後ともご指導ご鞭撻くださいますよう重ねてお願い申し上げます。

平成21年1月
岡部 徹

2009年3月23日(月)撮影 2008年度追コンの日


過去の挨拶文

皆様方の多大なお力添えによりまして、「循環資源・材料プロセス工学研究室(岡部研)」は順調に発展し、5年が経った今では研究機材も充実し、様々なレアメタルの新規製造プロセスに関する研究が推進できるようになりました。

手がけた研究テーマの一部はようやく成果が上がりはじめ、私が東大に移ってから考案・開発した「プリフォーム還元法によるレアメタル粉末の製造法に関する研究」については、お蔭様で先月、市村学術賞をいただくことができました。

研究室のメンバーは、博士課程3名、修士課程4名、秘書3名と増え、活気のある研究室となりました。現在は、文部科学省科学研究費の萌芽研究や基盤研究(B)、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)産業技術研究助成事業などの支援を受けて、チタンやニオブなどのレアメタルの新しい製造プロセスの開発に重点を置いて研究を続けております。

新たな研究テーマとして、貴金属やタンタル、スカンジウムなどの稀少金属の研究にも取り組んでおりますが、これらの先端材料に関する研究テーマに加え、スクラップからの有価金属の新規な回収方法の開発など、循環型社会に不可欠な環境技術に関する研究も推進しております。

昨年度から岡部研究室は、日本学術振興会・先端研究拠点事業(JSPS/Core-to-Core Program)の「先端研究拠点」として認定され、MITなどの海外の主要研究機関と国際連携を図り、アクティブメタルプロセス(Active Metal Processing)の開発研究というテーマのグローバル連携研究を推進しております。

また、産学連携活動の一つとして4年ほど前から企画・運営しております「レアメタル研究会」は、関係者の皆様の多大なご協力・ご援助により回を追う度に盛会となり、延べ900人(合計21回)の参加者を記録するようになりました。今後も岡部研はレアメタル研究の産学連携拠点として、また、国際研究拠点としても展開してゆく所存です。

私の研究室は手狭になり雑然としておりますが、研究所全体はとても大きくて綺麗です。近くにお越しの際はお気軽にお立寄り下さい。

当研究分野における世界最高水準の研究成果を目指し、同時に、元気に明るく創造的な研究・教育活動に励みますので、今後ともご指導ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

平成18年5月
岡部 徹


Okabe's photo平成十三年一月より、東京大学生産技術研究所(生研)に着任し、現在は、循環資源・材料プロセス工学研究室(岡部研)の立ち上げを行なっております。前任地の東北大学には約五年間在籍しましたが、この間、公私にわたり一方ならぬご厚情を賜りましたことを心よりお礼申し上げます。

東大・生研では、有価金属の高効率回収の研究をはじめとする環境調和型プロセスの開発だけでなく、チタンやニオブなどのレアメタル・高機能無機素材の新しい製造プロセスの開発研究も進めて行きたいと考えております。

該当研究分野における世界最高水準の研究室の運営を目指し、同時に、元気に明るく創造的な研究・教育活動に励みますので、今後ともご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

平成13年10月
岡部 徹